書名:Car Men 1 Bertone Design Machine
発行者:イタリアAUTOMOBILIA社
発行:1998年4月
言語:伊/英/仏語
ペーパーバック
サイズ:縦26cm × 横26cm
ページ数:95
ISBN-10:8879600850
#洋書 #自動車本 #ベルトーネ #Bertone #イタリア #デサイン
AUTOMOBILIA社は1979年、ブルーノ・アルフィエリ氏によってミラノに設立された出版社で、同氏が亡くなった2006年までフェラーリ、アルファロメオ、マセラティ、メルセデス、ポルシェ、ランボルギーニなど、多くの自動車に関する写真集やレビュー書籍を刊行していた。
CAR
MENは、このベルトーネを第1巻としてカロッツェリアや自動車デザイナーを扱ったシリーズで、トヨタ自動車の諸星和夫氏(13巻)や日産自動車の中村史郎氏(15巻)も登場した。各巻とも豊富な写真と資料でデザインの過程や代表的なプロトタイプ、量産車を紹介している。
本書のタイトルである「デザイン・マシン」とは、1997年にベルトーネがStile
BertoneとTecnodesignに再編成した際のコンセプトで、CAD/CAM等を導入して、デザイン段階から、スタイリングモデル製作、アドバンス・エンジニアリング、フィージビリティ・スタディ、プロダクト・プロセス・エンジニアリング、プロトタイプ製作を顧客の要望に応じて提供できる体制を整えたことに由来するもので、豊富な写真によってこれらの過程や、同社が手掛けた自動車以外の輸送機器、工業製品が紹介されている。
本書の最後には「ベルトーネのマスターピース」として、フランコ・スカリオーネのアルファロメオBAT(1953・54・55年)、ジョルジェット・ジウジアーロによるシボレー・コルヴェア・ベースのテスチュード(1963年)、マルチェロ・ガンディーニによるランボルギーニ・ミウラ(1966年)、ランボルギーニ・マルツァル(1967年)、アルファロメオ・カラボ(1968年)、ストラトス・ゼロ(1970年)など、署名デザイナーによる代表的なベルトーネの作品が紹介されている。