タイトル ・・・ 味覚の日本地図
著 者 ・・・ 大河内昭爾
出版社 ・・・ 冬樹社
出版年月日等 ・・・ 1980.8
大きさ、容量等 ・・・ 252p ; 20 cm
【目 次】
<1 食いしん坊の地図>
駅弁の旅 ・・・ 東日本篇/西日本篇
下町味覚案内
<2 味覚の風物誌>
出雲と鹿児島の風味 ・・・ わかめとあくまき
東京の手頃なうまい店 ・・・ あんこう鍋その他
京都の叙情と味覚 ・・・ かゆの美味しさ
湯ヶ島・湯ヶ野の山家料理 ・・・ しし鍋と巣ごもり
百万石の城下町・金沢の珍味 ・・・ ゴリ料理
九十九里浜・犬吠埼の磯料理 ・・・ はまぐりとあじ
山陰随一の味 ・・・ 大山の精進科理
出雲松江の風情 ・・・ スズキとめのはめし
飛騨高山の自然の味 ・・・ みたらし団子と黒豆
木曽の山家料理 ・・・ 山菜のにぎわい
平戸の贅沢な倭寇料理 ・・・ 魚介の炭焼
京都の夏の風物詩 ・・・ ハモと葛切り
東京の和食の店 ・・・ 「醍醐」のこと
札幌の旅情 ・・・ 馬鈴薯と牛乳
函館のロマン ・・・ いか刺しの魅力
奥州栗駒の味のまろみ ・・・ 岩魚の刺身と栗の甘味
矢切の渡しの川魚料理 ・・・ 「川甚」のこと
御前崎の舌ざわり ・・・ 「がわ」料理の味わい
カニの話 ・・・ 浜坂のカニと三国のカニ
越前の味 ・・・ 絶妙なカニと甘えび
博多の濃厚な風味 ・・・ 優しいうまい店
鹿児島の忘れられぬ味 ・・・ ラーメンとお菓子
<3 味覚文学の日本地図>
料理と女 ・・・ 「料理」 耕治人
信州霊泉寺温泉 ・・・ 「茶粥の記」 矢田津世子
江戸前の鮨屋 ・・・ 「鮨」 岡本かの子
山の手のどじょう屋 ・・・ 「家霊」 岡本かの子
大阪の風物詩 ・・・ 「鱧の皮」 上司小剣
中国料理の官能描写 ・・・ 「美食倶楽部」 谷崎潤一郎
味覚の詩情 ・・・ 「黒い御飯」「胡桃割り」 永井龍男
京橋の館屋 ・・・ 「小僧の神様」 志賀直哉
越後のカニ喰い ・・・ 「寺泊」 水上勉
味覚の微妙な心理 ・・・ 「意欲」「食卓の光景」 吉行淳之介
愛と味覚の変化 ・・・ 「苺」 円地文子
ベルリンのスパゲッティ ・・・ 「仮りの栖」「台所」 柏原兵三
武蔵小金井桜町病院の食卓 ・・・ 「聖ヨハネ病院にて」 上林暁
南房総鴨川の鰯 ・・・ 「ひょろひょろどん」 近藤啓太郎
羽田空港のレストラン ・・・ 「空港風景」 阿川弘之
大阪の味 ・・・ 「夫婦善哉」 織田作之助
佐渡と梅干 ・・・ 「佐渡」 庄野潤三
味党の本箱 ・・・ 食べものの本
味覚随筆の楽しさ ・・・ 「食いしん坊」 小島政二郎
精力絶妙な食談 ・・・ 「最後の晩餐」 開高健
味覚の文化論 ・・・ 「食いてしやまん」 藤本義一
手作りの味 ・・・ 「丹羽家のおもてなし家庭料理」 丹羽綾子
駅弁の貴重な記録 ・・・ 「汽車辨文化史」 雪逎舎閑人
あとがき
