昭和54年9月15日発行の第201号から、昭和58年10月15日発行の第250号までの「運命」合本です。
中村文聰先生の執筆をはじめ、当時の有名な占術家の研究寄稿から門下の先生たちの実占例まで、生き生きとした占い黄金時代を彷彿とさせます。
この本が今でも価値があるのは、質の高い研究内容もさることながら、知見を惜しげもなく発表共有し、先生方が切磋琢磨し全体のレベルを上げる事に尽力された事だと思います。
今の時代にはない独特の熱がこもっています。 著名な先生達に混じって無名の先生達のレベルの高さにも驚かされます。 実占例や経験談は現代においても貴重なものですので、この本から多くの事が学べると思います。
現在では、特に1号~100号は超希少本で滅多にお目にかかれませんが、今回お出しする101号以降も大変良い内容ですので、ご興味のある方はぜひお求めください。
東洋占術の学究の徒には必読の書です。
この201号〜250号の合本は中村文聰先生が亡くなられた年が含まれ、一時代の移り変わりを感じさせます。 240号では三回忌にあたり、文聰先生の苦労時代が語られ、どれほど運命学の発展のために尽力されたかが偲ばれます。
西村先生の執念を感じる地震研究の記事や、今でも人気のある開運法のお土取、お水取りの話題も興味深く参考になると思います。
本のサイズはB5程度です。
古い本のため、それなりの経年劣化はありますが、概ねきれいです。中に書込み等はありませんが、古書ですので見落とし等はご容赦ください。